ayumyの旅のすべて

忘備録と今後の糧として、旅の思い出やスケジュール、かかった費用などの詳細を残していきたいと思います。

DAY3[ナスカ]ペルーとボリビアの旅

前日は体調絶不調の中、不安を抱えながら床につきましたが、10時間ほど爆睡し、起きたら見事に全快してました。

葛根湯すごいです。

今後の旅には必ず持参することを決意しました。内科で処方してもらうと安いらしいです。
 
代わりに目が腫れました。

完全に原因不明です。友人もびっくりのレベルで通常の1/3程度しか開かず、米粒みたいな目がゴマ粒みたいになりました(お岩さんみたいな)。幸い体は元気だったので、暗闇でもサングラスを外さない不審者仕様で出かけました。旅って何が起こるかわからないです。

 

[05:50]待機
ナスカへは英語ガイド付きのHISの日帰りツアーを利用させていただきました。ホテルのロビーまでお迎えに来てくれるから、小心者的には超安心。※お迎えに来てくれるホテルはミラフローレス、サン・イシドロに限定されていました。
 
バスに乗り込むと1,2組しか乗っていませんでしたが、1時間半ほどかけてホテルを巡り、全部で約10組になりました。日本人だけかなと思いきや、意外と多国籍ツアーでした。ちなみに匕ル◯ンやシェラ◯ンがホテルカーストの上位に君臨し、お迎え時間が遅く設定されている模様。こんなところでも資本主義の原理が働くとは…世知辛い

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朝ごはんには前日に調達した、世界一の朝食にも選ばれた“LA LUCHA”のサンドを。めちゃくちゃボリューミーだったけど、持ち前の食欲で完食。後に食べるペルーのパンは基本パサパサしているのですが、ここのパンは適度なしっとりさで味付けもおいしかったです。ちなみにこのお店でのオーダー時に初めて英語が通じない状況に直面しました。

[07:30]リマ→イカ

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そんなわけで、ナスカの地上絵を目指しバスは走り出しました。まずはリマから約300kmほど南にあるイカへ向かいます。こうやって見るとペルーってものすごく大きいですね。

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相変わらずの曇天。 

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所々で見かけるフジモリ大統領の文字。

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リマの街中を抜けると、海や山や砂漠が続きます。徐々に晴れてきました。途中休憩を挟みつつ、イカに着く頃にはすっかり暖かくなって半袖で問題ないくらい、しかも青空が微笑んでました。リマが曇天で寒いからびびって着込んできましたが、イカは暖かいのですね。青空に出くわすと無性に嬉しかったです。貴重なヒートテックを無駄遣いしました。(荷物削減のため、洗濯前提で3枚限しか持ってきていない。)ペルー、ボリビアは地域によって気温差がありすぎて、服の調整が難しいです。
 
[13:00]ランチ

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イカに到着しました。ちょうどお腹も空いてきたのでいよいよランチ!と思いきや、先にワインやピスコ(ブドウが原料の蒸留酒)の製造過程の説明、試飲のオプションが付いてきました。ガイドのお兄ちゃん、イケメンでした。

 

個人的にチリワインは好きなので、ペルーも近い気候だからおいしいのでは…と思いワインを試飲してみたら、とてつもなく甘かった…。ガイドさんは“Like juice”ゆーてました。ので、お土産のワインには無難にガイドブックに載ってたTACAMAの赤白を調達しました。別の日に。(まだ赤は飲んでませんが、白は若くてスッキリした味わいで結構好みでした。)ピスコは度数40度以上で、ストレートで飲むとさすがにキツかったです。(コーヒーミルク割りはカルーアみたいでおいしかった。)話のネタに、100mlくらいの小瓶を1本だけ買いました。別の日に。

 

ガイドさん、むちゃ頑張って説明してくれたのに、買わなくてすみません。そしてこの頃、瞼の腫れが引いてようやく目が元のサイズに戻りました。いったい何だったんだ…。

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ランチは数種類あるメニューの中から好きなものを選ぶスタイルで、ポークライスとパスタを選んで友人とシェアしました。すごく豆々しい斬新なお味。
 
[14:00]ワカチナ
セスナは12人乗りでツアー参加者は18人、ということで2グループに分かれてナスカの地上絵を観ることになりました。私たちは後のグループだったので、先にワカチナ観光へ。
 
同じグループには

  • サングラスメーカーで働いているという、いかつめアメリカ人夫婦
  • マチュアボクサー風ジャージの兄ちゃんとその母(と思ってたら実は奥さんの模様)

  • 木下夫婦(旦那さんがTKOの某芸人に似てたから)

  • 東京から1人で参加の裕福そうなシニア男性

  • ブラジルから1人で参加のアーティスティックで内気な青年

  • ポジショニングマップが我々と競合する2人組女性


がいました。日本人はこちらのグループに固められたようです。ずっとバス移動だったのでなかなか他の人と話す機会がなかったのですが、この辺りからぼちぼち他の人とも会話が生まれました。
 
自由時間は45分程だったのですが、1人$50払えばサンドバギーに乗れるとのこと。迷ったのですが、東京から1人で参加の裕福そうなシニア男性の「乗ったことあるけど、思ってるほど大したことないよ」との助言により、砂漠のオアシスへ向かうことに。いかつめアメリカ人夫婦/ジャージのお兄ちゃんとその母もとい妻/木下夫婦はサンドバギー乗り場へと旅立って行きました。

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辺り一面の砂漠の中に突如現れたオアシスは、想像以上に素晴らしいものでした。湖を眺めてまったりし、東京から1人で参加の裕福そうなシニア男性と仲良くなりました。彼は社長さんでした。どおりで。今まで45カ国以上は旅しているとのことで、諸々知識が豊富なご様子。私もそんな歳の重ね方をしたいです。社長さんは立派なカメラをお持ちだったので、帰国したら撮影データを送っていただけることになりました。(本当に送ってくれるかな…。)

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暑かったので喉が乾き、ずっと気になっていたペルーのソウルドリンク、インカ・コーラを買いました。ペルーではあのコカ・コーラがまさかの完全なる劣勢。巨大なインカ・コーラ帝国が築かれています。オロナミンCみたいな色で、味は…お馴染みのコーラとは全く違いました。かき氷のシロップみたいな?どこのお店でも置いてるので、癖になって後日もちょくちょく飲みました。

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バスに戻ってサンドバギーチームと合流。あちらも相当盛り上がったようで、ジャージの兄ちゃんが“Hero”と讃えられていました。サンドボード姿がかっこよかったらしい。

 

[16:00]ナスカの地上絵

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準備万端でいざ、イカ空港から約1時間10分の遊覧飛行へ。ナスカ空港からだとフライト時間は30分強みたいですね。今回のコースでは地上絵が10個ほど観られるとのこと。最前列の席でラッキーでした。離陸から20分くらいすると1つ目の地上絵のポイントにきました。

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“Very Clear”

 とパイロットは言いますが、どこにあるのかさっぱりわかりません。
 
“Very Clear”
“?”
 
このくだりを2,3つ目の地上絵でも繰り返し、このまま何も見れずに終わるのでは…という一抹の不安が機内に立ち込めた頃、ようやく4つ目の「サル」が観れました。

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その後はかの有名な「ハチドリ」や「クモ」なども軒並み観ることができ、なんならちょっと飛行機酔いも手伝って、お腹いっぱいで帰路に就きました。出だしの難易度高いわ。小型機で揺れやすい上、スマホやデジカメのモニターをガン見していたせいで、乗り物には強い方の私でもちょっと目が回りました。酔いやすい友人はグロッキーになっていました。

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何はともあれ、旅の3大目的地の1つ目を無事にクリアでき、大満足の1日でした。個人的にはセスナで離陸してから地上絵に着くまでの何もない荒野に、1本だけ走る道路の細い線が儚げで、とても印象的でした。

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ちなみにガイドさんが車内で配ってくれたこのスナックに激はまりしました。空豆を揚げた感じでビールにむちゃくちゃ合いそう。1個1ソルなので、会社の人のお土産用に後日爆買い。

 

ホテルに着く時間は20〜21時の予定でしたが、イカを出たのが17時半頃だったので、遅れそうだなぁと思っていたら案の定10時半頃になりました。例のホテルカースト問題によって、上流の方々からご降車になりました。さよならアミーゴ。

 

[服装]
厚手ニット、ヒートテック、ダウン、スカート、フラットシューズ
ですがイカは暑かったので、半袖、パーカーにダウンを持っていくくらいでも良かったかも。
 
[観光]
• HISナスカ日帰りツアー(48,000円)

 
[食事]
朝:LA LUCHA(20ソーレス)
昼:ポークライスとパスタ
夜:シリアルバー(ホテルに戻ったのが遅かったので、日本から持参のもので)
 
[宿泊]
前日と同じ
 
この日は1日ツアーだったので、使ったお金は、ワカチナの湖畔で買ったインカコーラ(3ソーレス)くらいでした。