DAY5[マチュピチュ]ペルーとボリビアの旅
マチュピチュの入場券はWebサイトから事前購入制です。このサイト、読み込みに時間がかかる上、バウチャーはスペイン語でちょっと難しい…。友人に言われるまで気付かなかったのですが、予約した段階で入場時間が午前(06:00-12:00)と午後(12:00-17:30)に振り分けられ、私たちは午前組のようでした。ちょうど2017年7月(私たちが行く1ヶ月前)から制度が変わったみたいですね。
マチュピチュへは06:00から入場でき、ご来光を拝むことができます。しかも朝早い時間帯は人が少なくて、観光しやすいとの噂。ですが前日に疲れ果てていたので、07:00を目指して山に登ることにしました。
[06:30]ホテル→マチュピチュ遺跡
ガイドブックによると、マチュピチュ村から遺跡のある山頂までは、バスで30分弱らしいです。まずはパジャマなど不要な荷物をホテルのフロントに預けて、荷物を最小限に減らします。ホテルを出て歩いてバス乗り場に向かい、往復チケットを買うことに。チケットを買うにはパスポートが必要です。(ペルーやボリビアではホテルのチェックインやスーパーなど、事あるごとにパスポートが必要だったので、常に原本を持ち歩いていました。)
往復$24をうっかり現金で支払ってしまったのですが、カードも使えたのでこういう時に現金をセーブしておけば良かったです…。ちなみに少しでも破れのあるお札は差し戻されました。ペルーでもボリビアでも、ドル札は破れのない綺麗なものでないと受け付けてもらえないみたいです。多少のシワ程度なら大丈夫そうでした。
チケットを買いながらバス乗り場に目をやると、既に長蛇の列。朝早いから大丈夫だろうと思って舐めてました。マチュピチュの朝は早いです。最後尾が見えないほど先にあり、余裕で30分以上並ばないといけないのでは…とうなだれていると、肩をトントンたたく人が…
インカ・レイルで向かいの席だったパパ。
(DAY4参照)
スペイン語でペラペラと話しかけてきてバスの列に戻っていきましたが、察するにこっちにおいでってことらしい…?話の内容はさっぱり理解できなかったのですが(スペイン語力0)、なんとなく雰囲気でパパの元に行くと、“Familia”と言って並んでいた列に入れてくれました。
“Familia”
すてきな響きです。本日のヒットワードになりました。と同時にパパの優しさに涙がちょちょ切れました。パパのおかげで5分ほどでバスに乗ることができました。Graciasパパ。
[07:00]マチュピチュ遺跡
山頂に着くと、いよいよマチュピチュ遺跡です。パパとはここでお別れし、入り口へ向かうとガイドをつけるように言われました。これまた7月からガイド必須になった模様。英語、スペイン語、日本語ガイドがいるようですが(他の言語もいるのかな?)、日本語ガイドはすぐに見つからなさそうだったので、近くにいた英語ガイドにお願いしました。
1周目はガイドと一緒に歩いて周り、2周目はガイドなしで再入場して好きに観て回って良いとのこと。(入り口でチケットに確認のスタンプを押されます。)午前のチケットで再入場さえしてしまえば、12:00に強制退去ってわけではないみたいです。そう考えると午前組の方が滞在時間がやや長く取れそうですね。
全部で10名ほどのグループで、ガイドの案内に従って進んでいきました。早々に雄大な景色が広がります。朝日の差す荘厳な雰囲気も手伝い、各々写真タイムが始まりました。あまりに前に進まないのでガイドご立腹。写真は2周目で撮ればいいからと言われ、どんどん先に進むことになりました。今度はみんなが熱心に話を聞くようになったので、ガイドが熱弁を振るいすぎ、逆に時間を食いました(笑)。この辺の塩梅はガイドによるみたいです。
何はともあれ、自分たちで回るよりもガイドの話を聞きながらの方がポイントを知れてためになったと思います。(入り口はそこまでハードなチェックではないので、ガイドを付けずに入る人もいそう。)
カミソリ1枚通さないインカの石の磨かれ方、積み上げられ方は美しかったです。ちゃんと歴史を勉強したくなりました。
[09:30]休憩
1周目が終わったところで一旦退場して、ちょっと休憩することに。入り口にある唯一のカフェに入り、チチャモラーダ(紫とうもろこしのジュース)と巨大アップルパイをシェアしました。ペルーのソウルドリンク、チチャモラーダに初挑戦です。見た目はど紫の濃い赤ワインという感じ。シナモンが効いていて、甘くて思ったより飲みやすいです。友人はすごく気に入っているようでした。雄大な山をバックに食べるアップルパイは格別でございます。
気温が上がり、暑くなってきたので1枚服を脱ぐことにしました。景色を観たくて、座っていたのは崖に面した席でした。胸ポケットにスマホを入れていたことを忘れもぞもぞしていると、うっかりポケットから飛び出し、床の間から滑り落ちて5mほど落下していきました。
iPhoneが落ちました。
下を見ると通行人Aが「落ちてるよ〜」って言ってます。知ってますとも。高さが高さだけに最悪の状況を想定しつつ、荷物を友人に託してダッシュで落下現場に向かいました。マチュピチュで画面が割れたなら本望か…そもそも電源入るのか…なんて考えながら落下地点に行くとスマホがありません。盗まれたのかと思って上を見ると、なぜか友人が私のスマホを手に持っています。状況が飲み込めないままカフェに戻ると、衝撃の事実が。私が現場に向かっている間に、隣の席に座ってたおじさんが通行人Aにスマホを投げてよこせと言ったらしいです。通行人Aがノーコンじゃなくて良かったです。キャッチしたおじさんはすごいけど、もし通行人Aが投げ損なってたら確実にスマホ壊れてました。今考えるだけでも恐ろしい。幸い落下したのが土の上だったようで、スマホは無傷で帰ってきました。周囲の客はスマホが無傷で帰ってきたことにとても驚いていました。私も驚きました。ちなみにiPhoneは今も元気に動いています。ありがとうおじさんと通行人A。
[10:30]再入場
iPhone落下のスリルを味わいつつ、明日のクスコでの予定を立てたところでマチュピチュ遺跡再入場へ。1周目とは違うルートで、ガイドブックなどでお馴染みの写真スポットを目指します。そこまで急な階段ではないはずなのですが、少し上がっただけですぐに息が切れます。クスコほどではないにせよ、マチュピチュも標高が2,400mあるので多少空気が薄いみたいです。休み休み上がると、それはそれは素晴らしい景色でした。
奥にはワイナピチュが見えます。今頃木下(DAY3 ナスカツアー、DAY4オリャンタイタンボ参照)が登っているはずです。彼は超早期申込みにより、1日わずか300人限定のワイナピチュ入場券を手に入れたのです。羨ましい。ガイドさん曰く、数年前まで雨季のワイナピチュに登る人はほとんどおらず、人数制限など全くない知る人ぞ知る山だったと。それをマーケティングによって人気名所に押し上げ、一大スポットにしてしまったのだそうです。
マーケティング、大事ですね。
マチュピチュ遺跡を目下に寝転んで、至福の時を過ごしました。もし次回来ることがあれば、ここで世界一贅沢な読書がしたいです。
[13:00]下山
もっとゆっくりしたかったのですが、電車の時間も迫っているので下山することに。放牧されているリャマたちを見つつ、再びバス乗り場に戻ってくると
ものすごい長蛇の列。
これまた予想外でした。午前組はこれくらいの時間に満足して降りる人たちが多いんですね。最後尾が遥か彼方にあり、1時間ぐらい並ぶのでは…って長さでした。もうパパはいません。しぶしぶ並んでいると、ダラス空港のロビーで声を掛けてきた白髪ガイドおじさん(DAY1-2参照)とその御一行に会いました。白髪ガイドおじさん、懐かしいです。あなたのお陰で私たちはペルーでも元気にやっています。
バスの列に並ばず、歩いて下山するバックパッカーもいました。午後組を運んでくるためにバスはひっきりなしにピストンされているようで、意外と30分ほど並んだところでバスに乗ることができました。
麓に戻ってくるとひとまずホテルへ荷物を引き取りに。お腹が空いたので、マチュピチュ村にある“AMAZONAS”という中華屋さんへ行きました。レストランは基本どこも高めの値段設定なのですが、ここは地元の人もよく通うリーズナブルなお店とガイドブックに書いていたので。ちょうど和食とか中華とか、食べ慣れた味が恋しくなっていた時頃だったのでぴったり。スープとチャーハン、インカ・コーラを頼んで2人で16ソーレスと格安でした。疲れた体に沁み渡る感じで、味はすごくおいしかったです。
お腹が満たされたところでお土産物散策へ。(昼の写真を撮ってなかったので夜の1枚を。)まだ電車の時間まで1時間半ほどあったのでゆっくり見ようと思ったのですが、荷物が重いのと疲れで30分そこそこで退散してしまいました。ちなみにここでは栓抜きやマグネットなど安価なものを少し購入したのですが、翌日クスコで行ったペダソ デ アルテという雑貨屋さんがすごく質が良くて良心的な値段だったので、無理にここで買わなくても良かったかなと思いました。高級店があるわけではないので、きちんとしたものが欲しい方はクスコかリマかボリビアで。
[16:45]マチュピチュ→ポロイ
復路はペルーレイルで一気にポロイ駅まで向かいます。インカ・レイルよりも窓が大きくて落ち着いた感じ。さすがお値段が高いだけあります。
木下は往復インカ・レイルと言っていたので、もし今度会うことがあればペルーレイルの素晴らしさをお伝えして差し上げましょう。
社内サービスはドリンクとフルーツ、ピザが出てきました。昼に食べた中華でお腹が一杯だったのですが、そこはもちろん完食。途中クルーによる余興やアルパカ製品ブランドKUNAのファッションショーがあり楽しかったです。KUNA製品、欲しくなりました。旅行サイトを見るとペルーレイル押しなのですが、個人的にはインカ・レイルとペルーレイルの両方に乗れて満足しました。
[20:30]ポロイ→クスコ
やっとポロイまで戻ってきました。辺りは真っ暗です。すぐには感じませんが、1,000mほど登ってきているので、確実に空気が薄くなっているはずです。隣には欧米人カップルが立っていました。客引きのタクシーの運ちゃんがわんさかいます。ひとまず駅を出てみると、ツアーのお迎えバスやバンが結構停まっていて、個人客はどうやら少ないようです。暗くて怖いし早く帰りたいので話しかけてきた運ちゃんのタクシーに乗ることにしました。欧米人カップルと相乗りで各25ソーレスと言われましたが、お互い早く乗りたかったのでそれでってことになりました。運ちゃんにホテルまで連れて行ってくれるか聞いたのですが、スペイン語で何を言っているのかわかりません。
“Plaza de Armas”
しか言いません。意味がわからないままとりあえずタクシーに乗りました。相乗りのカップルに行き先を教えてもらい、どうやら前日に両替をしたアルマス広場までしか行かないらしいということがわかりました。それ以上言葉を伝える手段もなくやむ無し。ちなみに南米は至る所にアルマス広場があります。マチュピチュ村にもありました。基本的に目安となる広場を指すので、“Plaza de Armas”は覚えておいて損はないと思います。
[21:00]ホテル
アルマス広場で降ろされ、ホテルへ向かおうとすると欧米人カップルが「同じ方向だから」と一緒に来てくれました。タクシーの中で話した限りホテルは違う方向なのですが、たぶんこちらが女2人だからか気を遣ってくれたようです。こういう優しさ、すごく身にしみます。アルマス広場周辺はお店が開いている23:00頃までは人通りも多いらしいのですが、一本路地裏に入ると暗くてやっぱり少し怖い感じはします。おかげで無事にホテルに着くことができました。ありがとうカップル。
毎晩ホテルに着くとへとへとです。明日はリマのホテルでゆっくりする時間があるのでそこで洗濯することにし、パッキングだけして就寝しました。
-
タクシー:ポロイ→クスコ(25ソーレス)
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wi-fi:◯
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シャワーのお湯:◯
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タオル:◯
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ドライヤー:◯
- バスローブ:◯
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飲料水:1人1本
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アメニティー:シャンプー、ボディソープ
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朝食:あり
DAY4[マチュピチュ]ペルーとボリビアの旅
[06:30]ホテル→空港
この日はいよいよマチュピチュへと向かいます。AIRPORT EXPRESSで空港へ。割引あるみたいだし、行きに往復チケット買っておいたらよかった…。
[09:00]リマ→クスコ
マチュピチュに行くには、まず飛行機で1時間かけてクスコという街に行かねばなりません。陸路もあるけど時間がかかるので却下。クスコはさりげに標高が3,400mあり、軽く富士山超え。飛行機でいきなり高地に飛ぶから、高山病になる人もいるみたいです。
昔、富士山に登って平気だったから特に対策はしていなかったのですが、ナスカツアーで出会った社長さん
nakanissy.hatenablog.com に薬と水を飲んで事前に備えるように言われたら急に不安になり、前日の夜、友達に高山病の薬を分けてもらって飲み始めました。他力本願なわたくし。いよいよフライト…と思いきや
飛行機が全く飛ばない。
結局2時間遅れて目的地に着きました。
クスコに着くと、リマとは全く違う雰囲気。四方を山に囲まれ、赤いレンガの家が立ち並ぶ異空間です。空気が清々しいし、しかも快晴。ただ慣れるまで少し呼吸はしにくかったです。スケジュールが遅れていたので急ぎたかったのですが、そこは高地。いきなり走るとぶっ倒れるとのガイドブックの教えに従い、しぶしぶゆっくり歩きました。
[12:00]空港→ホテル
この日はマチュピチュ村で1泊するのですが、マチュピチュへ向かう電車に大きなスーツケースは持ち込めないので、翌日泊まるクスコ中心部のホテルに預けに行きます。空港でタクシーを捕まえてホテルへ(今旅初タクシー)。ペルーでは乗車前に運賃を事前交渉するらしいです。ボラれたくないので、タクシーに乗る時はガイドブックや現地の人に聞いて、事前に相場を調べるようにしました。
空港の入口付近には客引きの運ちゃんがわんさかいたので、ホテル名を伝えて早速値段交渉です。ガイドブックには宿泊のセントロまで15ソーレス〜とあったのですが、1人目の運ちゃんは50ソーレスとおっしゃいました。友人が値切って40ソーレスになりましたが、ちょっとふっかけられてる感があったので、そのタクシーは見送りました。2人目でようやく30ソーレスになり、これ以上交渉するのも面倒くさかったのでそのまま乗ることに。(後から考えればまだ安くなった気が…。)
スーツケースを乗せるためにトランクを開けると、既に1つ荷物が入っていました。「何だろうね?」なんて話しながら友人と後部座席に乗り込んだら、助手席に先客がいました。
相乗りやったんかい。
まぁ無事に着いたんでいいですが。
[12:30]ホテル
事前に荷物だけ預けたいといった連絡はしていなかったのですが、フロントで今日はマチュピチュに行く旨を伝えると、快く荷物を預かってくれました。きっとそういう客も多いのでしょう。1泊分の荷物だけリュックに詰めて持っていきます。
初日に空港で換金した現地通貨が残りわずかだったので、ホテルの人に聞いて近くで換金することに。クレジットカードやドルは小さいお店では使えず、意外とソルを使いました。(そういうお店では英語も通じない。)この旅全体で$100くらいは換金したかな…?
ホテルの案内の人がわざわざアルマス広場の換金所まで連れて行ってくれました。
クスコからマチュピチュまでは電車移動です(約3時間半)。全行程バス移動もあるけど、しんどそうなので選考外。クスコからタクシーで15分ほどのところにポロイ駅があり、ここからマチュピチュ行きの電車に乗れます。ただ午前9時発までの便しかなく、フライト的に間に合わないので、往路だけ途中のオリャンタイタンボまで車移動することになりました。オリャンタイタンボへはタクシーでも行けますが、安いしおもしろそうだったので、乗り合いバスで行くことに。
ちなみに電車はペルーレイルとインカ・レイルの2社が運行しているのですが、5月に予約した時点で都合の良い時間帯は既に埋まっていました。電車が無理なら車移動しかないし、電車の予約、地味に重要です。マチュピチュとウユニを同時に旅行するなら、ウユニの鏡張りが見れるので日本人には雨季が人気ですが、欧米人には乾季の方が人気らしい ですね。アジア人よりも欧米人の方が圧倒的に多かったです。
換金所のお兄ちゃんや広場で話しかけてきた青年に教えてもらい、Googlemapを併用しつつ、オリャンタイタンボ行きのバス乗り場へ。一応日本でイモトのwi-fiをレンタルしてきました。クスコでは若干電波が弱いけど、位置検索やメールをする分には問題なかったです。タクシーで5分の距離らしいのですが、歩いても10分ほどで迷うことなく乗り場に辿り着きました。
Googlemapまじで神。
[13:30]クスコ→オリャンタイタンボ
私たちが乗った乗り合いバス(コレクティーボ)は10人乗りほどのバンで、人数が集まったら出発するシステムらしいです。乗ってすぐに出発となりました。完璧なタイミングです。約2時間弱で1人10ソーレス。友人と助手席に案内され、ドライバーの兄ちゃんと3人横並びでまじかよ…って思ったけど
むちゃくちゃ楽しかったです。
今日1番テンションが上がりました。
オリャンタイタンボは標高2,600mで、クスコより800mほど低くなります。山道をひたすら下っていくのですが、兄ちゃんがものすごい飛ばすので想像以上にスリリングでした。私たち以外は地元の人で、みんな慣れてるみたいだったから、1番前の席で変わりゆく景色を眺められて良かったです。絶対に日本の山では見れない光景。マラスの塩田も観たかったのですが、時間がなかったのでまた次回。(があれば)
[15:30]オリャンタイタンボ
ぎりぎり予定時刻に到着しました。右下の白いバンが乗ってきたコレクティーボです。ペルーの飛行機はよく遅れるとガイドブックに書いてあったので、かなり余裕をもって予定を組んでおいて良かったです。まさかいきなり2時間も遅れると思いませんでしたが。
オリャンタイタンボには大きくて立派な遺跡がありました。上の方まで登ってる人もたくさんいましたが、急いでいたので登らず電車の駅を目指すことに。歩いていると前方に見覚えのある人が…。
木下夫婦でした。
(DAY3 ナスカツアー参照)
どうやら同じ電車でマチュピチュに行くようです。南米は移動の日程が限られてくるから、こうやって出くわすこともあるんですね。雑談しながら駅に向かいます。木下は前年の12月にこの旅の予約を済ませていたらしく、恐る恐る尋ねてみると日本⇄リマの航空券代が
我々の半額でした。
しかもワイナピチュの入山チケットも手に入れていました。(1日300人しか入れず、私たちが予約した時には完売していた幻のチケット。)さすが人生の先輩、勉強になります。
往路はインカ・レイルを予約していたのですが、カウンターで発券が必要なようで、木下に方法を教えてもらい無事に手続き完了。ちなみに駅には有料トイレしかなく、1回1ソルでした。(観光スポットではちょくちょくトイレは有料でした。)
[16:30]オリャンタイタンボ→マチュピチュ
全席指定なのですが、木下と同じ車両でした。ご縁があります。
私たちの乗った車両は全てボックス席で、対面ははじめましての人たちです。発車時刻で車体のランクが分かれており、乗車したExecutive classは1人$79でした。意外と値の張るお電車。(コレクティーボが激安だっただけに尚更。)でも社内はきれいで、天井の窓からも景色が見れるし良い感じです。
発車間際になって対面のお客さんが乗ってきました。スペイン語を話すシニアのご夫婦で、言葉はわからないけど面白い雰囲気が溢れ出ています。人柄に国境はありません。
発車すると、川沿いにどんどん下っていきます。マチュピチュの標高は2,400mで、なんとクスコより1,000mも低くなります。到着すると高山病が治る人もいるそうです。外の景色を眺めながらテンションが上がっていると、向かいの席のパパが隣のボックスの女性2人と何やらしゃべっています。
“Friends?”
と聞くと
“Familia”
との答えが。
それは早急に席を替わらねば。
Familiaが1つのボックスに収まり、パパはいたく喜んでおりました。善い行いをしました。
ちなみに途中でドリンクとお菓子のサービスがありましたが、出されたクッキーがものすごくおいしかったです。一般販売して欲しいレベル。後日、友人とクスコにあるインカ・レイルのオフィスを覗いてみましたが売っていませんでした(笑)。
[18:00]マチュピチュ
ついにやってきましたマチュピチュ。この日はもう遅いので麓のホテルに泊まり、明日朝イチで遺跡へ向かいます。パパと笑顔で別れ(木下はいつの間にかいなくなっていた)、早朝からの移動で疲れ果てていたので、夜ご飯を食べてからホテルに向かうことに。マチュピチュはタクシーなどないこじんまりした村で、完全に観光地化されている模様です。
客引きのいる店は避けて、落ち着いた雰囲気のレストランに入り、スープとアルパカ肉のプレートをシェアしました。高地でのアルコールは高山病を引き起こしかねないので、しばらくは涙の断酒(夜になって発症する人もいるらしい)。というか疲労がピークで飲んだらすぐに意識飛びそうでした。
お料理はボリュームは満点で、アルパカはくせがなくて美味です。レストランはどこも観光地価格でした。疲れすぎてお店の名前は失念しました。
[21:30]ホテル
レストランを出てホテルに向かっていると、再び木下に出くわしました。彼は緑のTシャツを着ているのでよく目立ちます。とにかく移動が多くて体力を持っていかれるので、ホテルに着くとすぐにベッドに吸い寄せられました。
[服装]
薄手ニット、ヒートテック、パンツ、ダウン、スニーカー、リュック
昼間の移動はダウンなしでも十分ですが、夜マチュピチュに着くと寒かったです。
[移動]
- AIRPORT EXPRESS:ホテル→空港($8)
- 飛行機:リマ→クスコ(LC Peru:往復17,500円)
- タクシー:クスコ→ホテル(30ソーレス)
- 乗り合いバス:クスコ→オリャンタイタンボ(10ソーレス)
- インカ・レイル:オリャンタイタンボ→マチュピチュ($79)
[食事]
朝:前日のナスカツアーでもらったマフィン
昼:ー
夜:スープ、アルパカ肉プレート(92ソーレス/2人)
[宿泊]
Tierra Viva Cusco Machu Picchu Hotel(17,000円/泊)
リノベーションしたかわいらしいホテルでした。村の外れの方にありますが、部屋はゆったりで快適。
- wi-fi:◯
- シャワーのお湯:◯
- タオル:◯
- ドライヤー:◯
- 飲料水:1人1本
- アメニティー:シャンプー、ボディソープ
- 朝食:あり
DAY3[ナスカ]ペルーとボリビアの旅
前日は体調絶不調の中、不安を抱えながら床につきましたが、10時間ほど爆睡し、起きたら見事に全快してました。
葛根湯すごいです。
今後の旅には必ず持参することを決意しました。内科で処方してもらうと安いらしいです。
代わりに目が腫れました。
完全に原因不明です。友人もびっくりのレベルで通常の1/3程度しか開かず、米粒みたいな目がゴマ粒みたいになりました(お岩さんみたいな)。幸い体は元気だったので、暗闇でもサングラスを外さない不審者仕様で出かけました。旅って何が起こるかわからないです。
[05:50]待機
ナスカへは英語ガイド付きのHISの日帰りツアーを利用させていただきました。ホテルのロビーまでお迎えに来てくれるから、小心者的には超安心。※お迎えに来てくれるホテルはミラフローレス、サン・イシドロに限定されていました。
バスに乗り込むと1,2組しか乗っていませんでしたが、1時間半ほどかけてホテルを巡り、全部で約10組になりました。日本人だけかなと思いきや、意外と多国籍ツアーでした。ちなみに匕ル◯ンやシェラ◯ンがホテルカーストの上位に君臨し、お迎え時間が遅く設定されている模様。こんなところでも資本主義の原理が働くとは…世知辛い。
朝ごはんには前日に調達した、世界一の朝食にも選ばれた“LA LUCHA”のサンドを。めちゃくちゃボリューミーだったけど、持ち前の食欲で完食。後に食べるペルーのパンは基本パサパサしているのですが、ここのパンは適度なしっとりさで味付けもおいしかったです。ちなみにこのお店でのオーダー時に初めて英語が通じない状況に直面しました。
[07:30]リマ→イカ
そんなわけで、ナスカの地上絵を目指しバスは走り出しました。まずはリマから約300kmほど南にあるイカへ向かいます。こうやって見るとペルーってものすごく大きいですね。
相変わらずの曇天。
所々で見かけるフジモリ大統領の文字。
リマの街中を抜けると、海や山や砂漠が続きます。徐々に晴れてきました。途中休憩を挟みつつ、イカに着く頃にはすっかり暖かくなって半袖で問題ないくらい、しかも青空が微笑んでました。リマが曇天で寒いからびびって着込んできましたが、イカは暖かいのですね。青空に出くわすと無性に嬉しかったです。貴重なヒートテックを無駄遣いしました。(荷物削減のため、洗濯前提で3枚限しか持ってきていない。)ペルー、ボリビアは地域によって気温差がありすぎて、服の調整が難しいです。
[13:00]ランチ
イカに到着しました。ちょうどお腹も空いてきたのでいよいよランチ!と思いきや、先にワインやピスコ(ブドウが原料の蒸留酒)の製造過程の説明、試飲のオプションが付いてきました。ガイドのお兄ちゃん、イケメンでした。
個人的にチリワインは好きなので、ペルーも近い気候だからおいしいのでは…と思いワインを試飲してみたら、とてつもなく甘かった…。ガイドさんは“Like juice”ゆーてました。ので、お土産のワインには無難にガイドブックに載ってたTACAMAの赤白を調達しました。別の日に。(まだ赤は飲んでませんが、白は若くてスッキリした味わいで結構好みでした。)ピスコは度数40度以上で、ストレートで飲むとさすがにキツかったです。(コーヒーミルク割りはカルーアみたいでおいしかった。)話のネタに、100mlくらいの小瓶を1本だけ買いました。別の日に。
ガイドさん、むちゃ頑張って説明してくれたのに、買わなくてすみません。そしてこの頃、瞼の腫れが引いてようやく目が元のサイズに戻りました。いったい何だったんだ…。
ランチは数種類あるメニューの中から好きなものを選ぶスタイルで、ポークライスとパスタを選んで友人とシェアしました。すごく豆々しい斬新なお味。
[14:00]ワカチナ
セスナは12人乗りでツアー参加者は18人、ということで2グループに分かれてナスカの地上絵を観ることになりました。私たちは後のグループだったので、先にワカチナ観光へ。
同じグループには
- サングラスメーカーで働いているという、いかつめアメリカ人夫婦
- アマチュアボクサー風ジャージの兄ちゃんとその母(と思ってたら実は奥さんの模様)
- 木下夫婦(旦那さんがTKOの某芸人に似てたから)
- 東京から1人で参加の裕福そうなシニア男性
- ブラジルから1人で参加のアーティスティックで内気な青年
- ポジショニングマップが我々と競合する2人組女性
がいました。日本人はこちらのグループに固められたようです。ずっとバス移動だったのでなかなか他の人と話す機会がなかったのですが、この辺りからぼちぼち他の人とも会話が生まれました。
自由時間は45分程だったのですが、1人$50払えばサンドバギーに乗れるとのこと。迷ったのですが、東京から1人で参加の裕福そうなシニア男性の「乗ったことあるけど、思ってるほど大したことないよ」との助言により、砂漠のオアシスへ向かうことに。いかつめアメリカ人夫婦/ジャージのお兄ちゃんとその母もとい妻/木下夫婦はサンドバギー乗り場へと旅立って行きました。
辺り一面の砂漠の中に突如現れたオアシスは、想像以上に素晴らしいものでした。湖を眺めてまったりし、東京から1人で参加の裕福そうなシニア男性と仲良くなりました。彼は社長さんでした。どおりで。今まで45カ国以上は旅しているとのことで、諸々知識が豊富なご様子。私もそんな歳の重ね方をしたいです。社長さんは立派なカメラをお持ちだったので、帰国したら撮影データを送っていただけることになりました。(本当に送ってくれるかな…。)
暑かったので喉が乾き、ずっと気になっていたペルーのソウルドリンク、インカ・コーラを買いました。ペルーではあのコカ・コーラがまさかの完全なる劣勢。巨大なインカ・コーラ帝国が築かれています。オロナミンCみたいな色で、味は…お馴染みのコーラとは全く違いました。かき氷のシロップみたいな?どこのお店でも置いてるので、癖になって後日もちょくちょく飲みました。
バスに戻ってサンドバギーチームと合流。あちらも相当盛り上がったようで、ジャージの兄ちゃんが“Hero”と讃えられていました。サンドボード姿がかっこよかったらしい。
[16:00]ナスカの地上絵
準備万端でいざ、イカ空港から約1時間10分の遊覧飛行へ。ナスカ空港からだとフライト時間は30分強みたいですね。今回のコースでは地上絵が10個ほど観られるとのこと。最前列の席でラッキーでした。離陸から20分くらいすると1つ目の地上絵のポイントにきました。
“Very Clear”
とパイロットは言いますが、どこにあるのかさっぱりわかりません。
“Very Clear”
“?”
このくだりを2,3つ目の地上絵でも繰り返し、このまま何も見れずに終わるのでは…という一抹の不安が機内に立ち込めた頃、ようやく4つ目の「サル」が観れました。
その後はかの有名な「ハチドリ」や「クモ」なども軒並み観ることができ、なんならちょっと飛行機酔いも手伝って、お腹いっぱいで帰路に就きました。出だしの難易度高いわ。小型機で揺れやすい上、スマホやデジカメのモニターをガン見していたせいで、乗り物には強い方の私でもちょっと目が回りました。酔いやすい友人はグロッキーになっていました。
何はともあれ、旅の3大目的地の1つ目を無事にクリアでき、大満足の1日でした。個人的にはセスナで離陸してから地上絵に着くまでの何もない荒野に、1本だけ走る道路の細い線が儚げで、とても印象的でした。
ちなみにガイドさんが車内で配ってくれたこのスナックに激はまりしました。空豆を揚げた感じでビールにむちゃくちゃ合いそう。1個1ソルなので、会社の人のお土産用に後日爆買い。
ホテルに着く時間は20〜21時の予定でしたが、イカを出たのが17時半頃だったので、遅れそうだなぁと思っていたら案の定10時半頃になりました。例のホテルカースト問題によって、上流の方々からご降車になりました。さよならアミーゴ。
[服装]
厚手ニット、ヒートテック、ダウン、スカート、フラットシューズ
ですがイカは暑かったので、半袖、パーカーにダウンを持っていくくらいでも良かったかも。
[観光]
• HISナスカ日帰りツアー(48,000円)
[食事]
朝:LA LUCHA(20ソーレス)
昼:ポークライスとパスタ
夜:シリアルバー(ホテルに戻ったのが遅かったので、日本から持参のもので)
[宿泊]
前日と同じ
この日は1日ツアーだったので、使ったお金は、ワカチナの湖畔で買ったインカコーラ(3ソーレス)くらいでした。
DAY1-2[リマ]ペルーとボリビアの旅
休みに入る前は毎度仕事が忙しくなる呪いにかかるのですが、前日ぎりぎりに持てる仕事を後任に授け、最後(最期?)の昼食にカップラーメン濃厚ミルク味を選択し、意気揚々と家を出ました。
10分後、地球の歩き方を忘れて家に戻りました。
[17:30]成田→サンディエゴ
ついに日本から飛び立ちました。日本⇔リマはアメリカン航空で予約していたのですが、ラッキーなことにこの便だけJALとのコードシェアだったので、日本語対応の映画や和食を堪能しながらサンディエゴに向かいました。(これが帰りだったら良かったのに。)
事前にWebチェックインすると空きがなくて2席横並びで取れないのに、フライト当日に空港のカウンターでお願いするとできるっていう…この仕組み、未だによくわかってません。そういえば海外行く時にJAL・ANAは使ったことなかったけど、サービス申し分ないし、今後は検討しても良いかもと思いました!なんせご飯がおいしい。もちろんワインも。
[14:30]サンディエゴ→ダラス
アメリカは入国審査に時間がかかるし厳しいです。特にトランプになってから余計厳しくなったと、成田空港の職員さんがボヤいていました。スマホをポケットから出し忘れて身体検査の機械を通過しただけで、別室に連れて行かれそうになりました。
[22:00]ダラス→リマ
ダラスはむちゃくちゃ空港が広くて、乗り継ぎに時間がかかります。アメリカ国内でも時差があるから絶賛大混乱。
ロビーで搭乗開始を待っていると、日本人の白髪おじさんに声を掛けられました。ツアーガイドさんだそうで、メンバーに声を掛けて回っているとのこと。(参加者に間違えられました。)ペルーには月1ペースで行っているようで、そういう人が目の前にいるとものすごく頼もしく感じました。
私 「ペルーの治安ってどうですか?(不安げ)」
おじさん「最近は随分安全になりましたねぇ。」
私 「それは安心しました!!」
おじさん「でも暗くなったら出歩かない方が良いですよ。」
私 「え…?」
おじさん「昔、首絞め強盗に遭ったことありますしね。」
私 「ええー!?」
といういまいち心許なげな言葉を残して、おじさんは機内へと消えていきました。一応おじさんの教えを守り、夜は必要以外に出歩かないことに決めました。
[05:00]リマ
夕方に日本を出て、リマ着が翌朝だからお得感がありますが、さりげに25時間くらい飛行機に乗っています。活動限界です。ちなみに深夜着便→早朝ナスカに向かう、なんて過激なプランもありましたが、この日は1日ゆっくりリマを観光することにしました。
日本からは$500ほど持ってきていましたが、現地通貨は持っていなかったので空港で$20換金しました。今後どれだけ使うかわからなかったので、なるべく余らせたくなくて少額。ちなみにこの頃のレートは$1=112、1ソル=33円(複数形はソーレス)。計算がややこしいので“Currency”というレート計算アプリを使っていました。ガイドブックには手数料を考えると1ソル=40円ほどと書いてあったことに旅の途中で気付きました。1ソル×33って結構間違えるんですよね…(算数苦手なので)。1ソル×40で考えると、割と計算しやすかったです。
灼熱の日本を飛び出してきたけど、リマに着いたら…なんか寒い…。というわけで即ダウン着ました。(持ち運びやすいようにウルトラライトダウン。)ガイドブックにも書いてあったけど、こっちは乾季で真冬なんですよね。暑い国にいるとどうも実感が湧かず、スーツケースで持ってきた服のチョイスを完全に間違えました。
[07:00]空港→ミラフローレス
AIRPORT EXPRESSという空港バスで、ホテルのあるミラフローレスに向かいました。渋滞にはまったこともあって1時間超。座席はゆったりできれいだし、電源・wi-fi完備で1人$8はお得かと思います。
こっちの運転はみんなものすごく荒いです。どんどん割り込みするし、スキあらば追い越しするし、そんな道路の中を練り歩いて行商している人がいるし。おおらかな日本人が運転したら即事故るか、直進しかできなさそう…。やたらと交通整備の警察官が道路に立っていたのが印象的でした。(その割にはよく事故現場を見た。)ミラフローレスにいくつかバス停があって、事前にホテル名を伝えたら、近くのポイントで降ろしてくれました。
[09:00]ミラフローレス観光
まだチェックインできなかったので、ホテルにスーツケースを預けて市内観光へ。(あまりに寒くて2人ともヒートテックを着ました。)近くにワカ・プクジャーナという遺跡がある、とのことで早速行ってみることに。生憎の曇り空だったけど、 街中に突如出現した石のレンガを積み上げた遺跡は圧巻でした。
結構広大な敷地で、これが全部ハンドメイドというかハンドメイドなんですけど、一つ一つ人力で積み上げられているのかと思うと、費やした人員と労力は計り知れません。英語ガイドに付いて回っていろいろ話を聞いていると、“No rain, No sun” との衝撃発言が。リマでは基本雨が降らず、年中曇天らしいです。今日が特別天気悪いわけじゃなかったのね…。
遺跡を出て歩いていると、近くに土産物屋街がありました。
「さすがに初日はまだ買わないよね。」
なんて言いながら吸い寄せられるように入っていき、出てくる頃にはリャマのマグネット人形を大量買いしてました。1個1ソルでかわいかったので、ばらまき用に…。
アルパカ製品も欲しかったのですが、アルパカ100%の品はそこそこ値が張るので、値段だけ聞いてひとまず様子見にしました。安い製品は化学繊維も混じっているので、本物を見極める志で手触りを確認しまくっていましたが、最終的に凡人にはどれが良いのかわからなくなりました。結局の目安は100%表示のタグ。
[12:30]ランチ
ランチはガイドブックに載っていた「まいど」という、ペルー料理と和食のフュージョンレストランへ。ぐるなびの紹介がわかりやすいです。予約していなかったけど、オープン10分前から並んだら滑り込みで入れました。軽い気持ちで入ったら、受付の人もウェイターさんも黒服でびしっと決めてて、パーカーにリュックという超絶ラフな服装で入った私は完全に浮いていました。
そもそも今回の旅、かばんはスーツケースと登山用リュックだけで回るつもりだったのですが(リュックはマチュピチュに行く時に必要)、大きなリュックは飛行機で機内持ち込みする時に邪魔だし、何より街中観光するのに不便でした…。旅には普段使い用の手持ちかばんと小綺麗な服も必要、と感じた次第です。
ちなみに料理は今まで食べたことのない斬新な仕上げで、文句なしに全部おいしかったです。何でもかんでもパクチー入ってますが。2人で350ソーレスくらいしたけど、ディナーだったら恐ろしい額になってそうだし、ランチに来れて良かったです。(これが今旅1番高い食事でした。)あと、こういうお店だとチップがいるみたいですね。ウェイターさんすごく親切だったし、もっと弾んであげたら良かった。
[15:00]市内散策
無事にお腹も満たされたので、付近を散策。海外に来るとスーパーに寄ってラインナップを見るのが楽しみなのですが
どうも悪寒がする…。
というわけでまだ遊び足りない友人に懇願し、早急にホテルに帰還しました。ミラフローレスは見所が詰まっていて、徒歩圏内でいろいろ回れそうだから元気な初日に設定したのに…すまん友よ。
たぶん熱出ました。
普段から自然治癒派の私は風邪薬など持ち合わせておらず、友人に葛根湯を恵んでいただき17時にはベッドにダイブ。南米初日の夜は不本意過ぎる終わりを遂げました。
[服装]
日本:タンクトップ、パンツ、フラットシューズ
機内:+パーカー
リマ:+ヒートテック、ダウン
真夏から真冬になるので、準備が難しかったです。正直、ウユニは寒そうだな〜くらいにしか考えてなかったので初日からいきなりダウンが必要になるとは、迂闊でした。
[移動]
- 日本→リマ(アメリカン航空:往復240,000円)
- AIRPORT EXPRESS:空港→ホテル($8)
[観光]
- ワカ・プクジャーナ:20か30ソーレス(忘れました)
[食事]
昼:まいど(350ソーレス/2人)
[宿泊]
Thunderbird Hotels J. Pardo(22,000円/2泊)
清潔感あるきれいなホテルでした。電子レンジ付きで部屋がだだっ広かった!
- wi-fi:△(たまに途切れる)
- シャワーのお湯:◯
- タオル:◯
- ドライヤー:◯
- アメニティー:シャンプー、ボディソープ
- 飲料水:1人1本(初日のみ)
- 朝食:なし
ペルーとボリビアの旅
[はじめに]
2017年8月10日〜21日、20代最後の夏休みに女2人で8泊12日の南米旅行を敢行してまいりました。今までまとまった休みが取れず、こんなに長期で海外に行くのは初めてです。(いかんせん今月末で退職するもので。) 今回の旅でどうしても行きたかったところが
[ボリビア]ウユニ
さりげに出国回数は5回目を数えましたが、未だに出入国でたじろぐ小心者。一方の友人は訪れた国が優に15ヵ国は超える強者。ハプニングあり感動ありの、濃厚な毎日だったので熱の冷めやらぬ内に、旅の記録をしたためたいと思います。
今後ペルーとボリビアを訪れる人の参考になればと思い、旅程やかかった費用などを、なるべく詳細に記録しています。が、記憶が曖昧な部分もあるため、あくまで参考ということで、事実と異なるといったクレームはご容赦いただけますと幸いです。なんだかんだで1人500,000円以上かかったでしょうか…。当面、白米生活です。
根がズボラなので、旅行の計画は直前まで立てず、行き当たりばったりなことが多いのですが、今回はさすがに諸々下調べしました。なんせまずパックツアーか個人手配かっていうところから始まったので。検討を重ねた結果、費用と自由度の問題から、なるべく個人手配にしようということになりました。パックツアーだと10万円くらい高くなりそうだったのです。
とりあえず地球の歩き方を買って、友人とは今年の3月頃から定期的に集合していましたが、決めることが多すぎて嫌になり、結局飲んで世間話だけして解散する日々…。そろそろまずいなという雰囲気になって、5月に入りようやく東京⇔リマの航空券を予約しました。 3月より値上がりしてました。(当たり前)
航空券の予約は早いに越したことはないです。
価格と時間を優先したら、日本とリマを往復するだけで6回も飛行機に乗るはめになりました。
この旅1番の大きな買い物が終わりほっとしていましたが、まだ全体のタスクの10%も終了してないんですよね。この辺りで最初からパックツアーにしたら良かったのでは…なんて念が出てきました。ひとまずいろんな会社のツアー内容やガイドブックを読み込んで、自分たちで予約したのがこちら。一応使用したサイトのリンクも貼っておきます。(なんとか7月頭にはすべての予約を完了しました。)
- 日本⇔リマの航空券
- ESTA(アメリカ入国時に必要)
- リマ⇔クスコの航空券
- 日帰りナスカツアー
- クスコ⇔マチュピチュの電車:
ペルーレイル インカ・レイル - マチュピチュの入場券
- 2泊3日ウユニツアー(←この辺は終盤で面倒臭くなってツアーに頼りました)
- ホテル(6泊分)
そこまで英語力も旅スキルも高くなく、ましてやスペイン語なんてOlaとGraciasしか知らないというレベルなので、現地で宿を探す勇気は出ずに、旅の予約は全て日本で済ませました。あと友人も私も、ホテルは最低限きれいなところに泊まりたい派だったので、ガイドブックに載っている高級ホテルのクラスから探しました。日本の高級ホテルとはランクが違うので、高くても2人で1泊20,000円くらい。 一応バウチャーは全てプリントして持っていきましたが、実際に紙を提出したのはペルーレイル、インカ・レイル、マチュピチュの入場券、2泊3日ウユニツアーくらいであとは必要なかったり、スマホに保存したバウチャーを見せるだけで大丈夫でした。タクシーでホテルの行き先を伝える時に、スマホで地図を見せるとそのまま持ち逃げされそうな気がして、紙のバウチャーを活用したりはしましたが…。
食事や宿泊、観光など自分たちが重視するポイントにお金をかけられるのが、個人手配最大の魅力だと思います。想像以上に大変でしたけど
旅スキルが一気に上がった気がします。
妙な自信がつき、今後の海外旅行は全て個人手配にしようと思いました。
[旅を終えて]
英語が母語ではない国に行くのは初めてで、思ったより言葉が通じませんでした。タクシーや小さな商店なんかはまずスペイン語。でもボディランゲージとGraciasさえ言えれば、意外となんとかなりました。英語とスペイン語のバイリンガルも多く、聞いたらみんな親切に教えてくれます。
道中は毎日必死でしたが、やっぱり思い切って行って良かったです。ものすごく素晴らしいものが見れました!南米ということで今までずっと躊躇していましたが、時には勢いと思い切りも必要ですね。一緒に行ってくれた友人に感謝です。
ペルーとボリビアは植民地だったこともあって、アンデスの風景にスペインの文化が融合していてとてもおもしろかったです。特に教会なんかは顕著。なので来年はルーツを辿ってスペインに行ければ…と思います。(休みが取れれば。)